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思考の鍋

料理、日記、時々エッセイみたいなやつ。

有元くるみさんの "アリッサ"。(2019/11/11)

~手のひらに乗る小さな瓶の蓋を開けると、風、土、埃、太陽の香りが、エスニックの旅へと誘う。 瞬く間に口に広がるクミン、コリアンダーのスパイス達は、風土記のように語る。冷凍していたマグロを庫内からひっぱり出し、塩コショウ、そしてアリッサで食す…

私の100記事目

~木で作られた鹿の親子は、 隣の家の、祖母の応接間の戸棚に飾られていた。幼い頃、この鹿の置物が大好きだった。 祖母の応接間に入っては、戸棚の硝子越しから眺めていた。先日の帰省時、処分されてしまうのならばと、持ち帰らせてもらった。 硝子戸のよう…

あたたかい、Goto実家。

お姉さん(兄の妻)が、我が家のすーちゃんに編んでくれていたセーターは、毛100%であるので、とても暖かそう。 2本取りで編まれ、ムラも無くしっかりとした編目は、わんぱくなうちのコにも安心して着させられて、とても嬉しい。 サイズを測った訳でないのに…

「運動会」

「運動会をふり返って」 6年○組 ぼくはぼくたろう今年の運動会は、コロナウィルスの影響で、楽しみにしていたお弁当は無く、時間は短縮、観覧席もなく、マスクを着けての競技だった。ぼくは、それでも運動会が開さいされたことがとてもうれしかった。 同じ…

我が家のパンペルデュ

お題「大好きなおやつ」フレンチトーストやパン耳ラスクに少々飽きてしまい、簡単に作れるおやつとして登場。 ~現在は、これを食べたい為にバケットを買うこともある..~ 分量は目分量。①余ってしまったバケットをくし形や長方形に切る。 ②フライパンで熱し…

一学期を終えて。

息子とお友達の、廃材を寄せた秘密基地を知った。 息子が私に教えてくれたことで、秘密では無くなってしまったが、ハイラル平原に迷いこんだかのような美しさでうっとりし、思わず写真に残した。 何やら、チャッカマンでベーコンを焼いて食べたことを、嬉々…

日記に加筆、私のエッセイとして祖母に捧ぐ。

今年、四月十九日、祖母が百三歳で長寿を全うし、安らかに旅立った。日に日に、伸びてゆく影と、開いてゆくオレンジ色の小花たち。 真夏の猛暑、つい先月の残暑さえ、既に懐しい。幼い頃から祖母が側で暮らしていた古い家は、十数年前に美しく生まれ変わった…