}

思考の鍋

料理、日記、時々エッセイみたいなやつ。

「運動会」

「運動会をふり返って」
6年○組 ぼくはぼくたろう

今年の運動会は、コロナウィルスの影響で、楽しみにしていたお弁当は無く、時間は短縮、観覧席もなく、マスクを着けての競技だった。

ぼくは、それでも運動会が開さいされたことがとてもうれしかった。
同じつくば市内でも、開催されていない学校はあり、今年の運動会は、僕達だけでなく、先生や家族のたくさんの想いを乗せた特別な運動会だったと思う。

去年に続き、今年も僕は応援団に手をあげた。
旗手となり、白組の大きな旗を左右に何度も何度も大きくふった。
観に来れなかった祖父母へ、僕を見つけようと頑張る父と母へ、優しい先生へ、そして大好きな友逹へ。
僕がふる旗は、競技に向けただけじゃない、今年は小学校最後の運動会、少し特別なものだった。


そして、コロナ拡散防止から、家族の声援のない運動会中に、ぼくのおでこから下がるハチマキが気になり、母が小さくなって声をかけにきてくれたが、はずかしさで追い返してしまった。


未来のぼくたちへ贈る声援が校庭中に響いたようだったのは、きっと気のせいじゃない。
ぼくは、母の背中を見ながら、ハチマキをきつく結び直した。







...
息子の宿題の作文が、「今年も白組勝利だったし楽しかった!イエーイ!」と明るさが突き抜けていたため、なんかこう私が書きたくなり、完全なる親視点の、息子になりきる母の作文を書いてみた。

書いてみて少し分かったことは、まだまだ親の心子知らずくんだがら、かわいいんだ。ということだった。


f:id:omiki33:20201021223246j:plain