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思考の鍋

料理、日記、時々エッセイみたいなやつ。

エッセイ

思考の鍋2021

お題「ささやかな幸せ」 2021年も暦の上で残り僅かになりました。 昨年の12月の福来るシフォンケーキから始まり、毎月茨城県内の美味しいものでデザートを作って参りましたが、あっという間にぐるっと一周いたしました。読み返してみると、自己満足の中にも…

「富有柿のジュレでザート」

昭和30年に始まり、毎年皇室献上されている、石岡市の富有柿を使い熟成柿のジュレを作りました。 https://ibaraki-sanchoku.net/kaki.html 寒い日の、暖かい部屋でいただくひんやりデザートは、冬の小さな楽しみだったりします。 水切りヨーグルトムースに…

「睦奥丸ごとりんごパイ」

日本最古の林檎の木がある、茨城県大子町の黒田りんご園さんにお邪魔しました。 https://www.ibaraki-shokusai.net/brand/apple/ http://kurodaen.sakura.ne.jp/sub32.htm73才の大先輩です。 神々しい佇まいの中、甘酸っぱくみずみずしい実を沢山実らせてお…

ブルーベリー摘み

猛暑日、太陽が傾き始めた頃に、家族でブルーベリー摘みへ。 お邪魔したのは、つくば市にある「さいとうブルーベリー園」さん。 https://orchard-1003.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral どこか、知らないおとぎの国へと繋がっているような…

「一物全体、江戸崎かぼちゃのマクロビタルト」

夏の必須栄養豊かな、稲敷市特産の江戸崎かぼちゃをマクロビオティックなタルトにしてみました。 東京オリンピックが開催され、良くも悪くも話題に尽きず注目されていますが、欧米を中心に広まったマクロビオティックな食事法の発祥の地は、日本です。 (参照…

「つくばブルーベリーのカッサータ(アイスケーキ?)」

暑い夏のご挨拶、手土産に私がおすすめするのは、フレッシュブルーベリーです。 つくば市にはブルーベリー畑が点在し、6月~8月はブルーベリー摘みも盛んで、美味しくいただけます。 http://298blueberry.com/つくば産のブルーベリーを使い、カッサータ&ブ…

グリル梅のシロップ漬け

今が旬の青梅を追熟し、完熟梅に。日曜おそ朝食の甘酸っぱいデザート。 和製シナモンのような山椒の香りは、より和のテイストにしてくれる、目の覚めるおいしさ。 果肉と梅エキスたっぷりのシロップを、アイスのトッピングや炭酸水、ソーダ割りに入れても美…

「シフォレット / メロン」

シフォンケーキの生地で、オムレットを作り「シフォレット」と名付けました。 今が旬のメロンは、ふわりと甘いバニラと微かな塩味の、塩バニラシフォンに良く合います。 丸く型抜きをしたのは、ロールケーキを作る際に焼く、オーブンの鉄板型生地。クリーム…

えびカレー🦐 2020/5/27

新タマネギとトマト、S&Bカレー粉のポテンシャルに任せるレシピだが、秘密のスパイスを用いた夫のカレー。 このカレーをベースに、エビ、イカホタテ、手羽元、牛すじ、豚肩など、加える素材の出汁により味が深まる。 夫のカレーも、基本時短でサクサクと進め…

昨日の朝の日記

日の出に目が覚めます。 聞こえは良いのですが、単に飼い犬に起こされています。 「まだ早いでしょ。外はだめよ。」 私の二声で、小刻みに動く小さな足を止め、コロンと二度寝を始めてくれます。 私は毛に顔を埋め、犬臭に癒され、ゴロゴロ至福の朝を迎えま…

和食材のおやつ 2020/5/6

今週のお題「おうち時間2021」 *女性に嬉しい食べる点滴ケーキ、米麹の甘酒レアチーズ。 米麹の甘酒、クリームチーズ、レモン汁、三温糖、粉ゼラチン 塩漬けの桜と小さくカットした桜の葉がアクセント、甘酒の風味によく合う。 *休校中の課題疲れに、黒ご…

「大黒豆白玉とあんずのココナッツミルクプリン」

常陸大黒豆の煮豆を使い、マレーシアのスイーツBubur Cha Chaっぽいのを作りました。常陸大黒は、上品な甘さに反して「3センチ程の大黒豆」インパクトも大.. https://www.ibaraki-shokusai.net/season/season8.phpそれを生かすには苦戦しましたが、4月なの…

昨夜、息子に音読した日記。

ネオ小学生のなりたい職業2位は、YouTuberだが、継志式(小中一貫校)に配られた、子供達の「わたしの将来の夢」で、YouTuberと書いたのは、我が校92人中息子だけだ。 「編集者を雇えるYouTuberになりたい。」 早寝早起き朝ごはん。睡眠は大事だ。 大切なコト…

五感でレシピ、STAUBの実力 まとめ。 2020/4/15

春 「無水焼きりんご」 気団の入れ替わりから続く春の長雨が、花々香る季節を教えてくれるように、staubの特徴的な蓋から振り注ぐアロマレインは、食材の旨味と香りを最大限に引き出してくれる。 夏 「ローズマリーのヨーグルトソルベ」 頬づりしたくなるほ…

STAUBの実力 春編。2020/4/8

「無水焼きりんご」 気団の入れ替わりから続く春の長雨が、花々香る季節を教えてくれるように、 staubの特徴的な蓋から振り注ぐアロマレインは、食材の旨味と香りを最大限に引き出してくれる。STAU部 春 STAUBの実力、春夏秋冬complete🎉

STAUBの実力、冬編。2020/2/5

一晩寝かせた煮込み料理は、 ゆたんぽのような蓄熱性と羽毛布団のような保温性から、具材だけでなく、五臓六腑に染み渡る。一番寒い季節、立春 豚肉とレンズ豆の煮込み🥄

「焙煎コーヒーシフォンケーキ」

自家焙煎とスペシャルティコーヒーに尽力され、世界一のバリスタもおられる、つくばの老舗店coffee factory さんの「つくばシティブレンド」で、ほろ苦 大人の焙煎コーヒーシフォンを作りました。 http://coffeefactory.jp/coffeefactory/index.html ─昨年か…

つくば探訪、くいしん坊 完結編。

去年、福来(ふくれ)みかんを使ったシフォンケーキに「福来chiffon」と名付けました。 (フクレシフォンと読みます)福来みかんの、あの繊細な味が引き立つのは、シフォンケーキしかないと思ったのと、メレンゲの力で大きく膨れるシフォンケーキに、ふくらむ人…

ひらめき、つくば探訪 くいしん坊編③ 

お題「手作りしました」今年、福来みかんから、果汁、ジャム、ドライみかん、※陳皮を作り、つくば晩秋をイメージした、素材の味が引き立つシフォンケーキを作りました。 苦みの元は白い筋なので、実と皮の筋とりは、根気がいりますが、コツコツと大事な作業…

つくば探訪「福来(ふくれ)みかん」くいしん坊編②

みかんの北限地、筑波山の中腹に広がる「酒寄観光みかん園」には、温州みかんの他、筑波山の気候と地形の産物である「福来みかん」が収穫できます。 *10月下旬から12月上旬、桜川市真壁町酒寄地区。http://www.kankou-sakuragawa.jp/page/page000079.html …

「晩秋つくば、しっぽり歴史探訪」くいしん坊編①

つくばに住まい、一番つくばが美しいと私が思うのが、この季節。 ボジョレー・ヌーボーで街が賑わいを魅せていますが、ヌーボーのフレッシュさに劣らない、地域の新たな魅力を発見しています。穏やかな秋の小春日和、歴史好きな息子と出掛けた、筑波山麓地域…

有元くるみさんの "アリッサ"。(2019/11/11)

~手のひらに乗る小さな瓶の蓋を開けると、風、土、埃、太陽の香りが、エスニックの旅へと誘う。 瞬く間に口に広がるクミン、コリアンダーのスパイス達は、風土記のように語る。冷凍していたマグロを庫内からひっぱり出し、塩コショウ、そしてアリッサで食す…

私の100記事目

~木で作られた鹿の親子は、 隣の家の、祖母の応接間の戸棚に飾られていた。幼い頃、この鹿の置物が大好きだった。 祖母の応接間に入っては、戸棚の硝子越しから眺めていた。先日の帰省時、処分されてしまうのならばと、持ち帰らせてもらった。 硝子戸のよう…

あたたかい、Goto実家。

お姉さん(兄の妻)が、我が家のすーちゃんに編んでくれていたセーターは、毛100%であるので、とても暖かそう。 2本取りで編まれ、ムラも無くしっかりとした編目は、わんぱくなうちのコにも安心して着させられて、とても嬉しい。 サイズを測った訳でないのに…

「運動会」

「運動会をふり返って」 6年○組 ぼくはぼくたろう今年の運動会は、コロナウィルスの影響で、楽しみにしていたお弁当は無く、時間は短縮、観覧席もなく、マスクを着けての競技だった。ぼくは、それでも運動会が開さいされたことがとてもうれしかった。 同じ…

日記に加筆、私のエッセイとして祖母に捧ぐ。

今年、四月十九日、祖母が百三歳で長寿を全うし、安らかに旅立った。日に日に、伸びてゆく影と、開いてゆくオレンジ色の小花たち。 真夏の猛暑、つい先月の残暑さえ、既に懐しい。幼い頃から祖母が側で暮らしていた古い家は、十数年前に美しく生まれ変わった…

那須岳(茶臼岳)と木の俣渓谷。

今年夏、長男希望の那須岳(茶臼岳)へ旅行。 九号目まではロープウェイ、そこから一時間程で登頂できる初心者の登山道へ。活火山な為、火山ガスが噴出していて、硫黄の臭いがした。 頂上が見える所までロープウェイで運んでもらえる為、ハイキング的に気楽に…

ほとばしる!麻婆豆腐。【今週のお題】

今週のお題の「おいしくもりもり」 ときたら、夫が作る麻婆豆腐だ。にんにく、しょうが、長ねぎ、唐辛子、トウチにテンメン、トウバンジャン。 鼻から抜ける香味と、毛穴から吹き出す辛味の体感は、バテ気味の暑い夏も、指先冷え込む寒い冬も、ご飯のお供に…

「相互監視社会と知性に属する孤独」 2019/5/1

「他人ばかり気にする相互監視社会に埋もれて、ぼくちょっと息くるしい。」 時代の変革と共に進化を遂げたスイスイ魔法のフォーンを手にした多感な子ども達の閉塞感を想像するには容易だ。スマホの学校持ち込みが可能となり、加速するAIネイティブ時代の到来…

「世の不条理との対峙」 2018/10/23

依存と自立のサイクルを繰り返し成長し、知・徳・体のバランスが取れた力が必要なのは、子どもに限った話ではない。 世の不条理との出合いに、依存と自立そして知、徳、体、この5つのバランスがしなりを失い、自分で在るべき弓を放てなくなった時、偏りのあ…