今年、福来みかんから、果汁、ジャム、ドライみかん、※陳皮を作り、つくば晩秋をイメージした、素材の味が引き立つシフォンケーキを作りました。
苦みの元は白い筋なので、実と皮の筋とりは、根気がいりますが、コツコツと大事な作業でした。
陳皮の渋みは無く、果汁の渋味は、前回より和らぎました。
重曹の湯船に頭まで浸かるも、頑なに大切な果実を包む福来みかんの薄皮は、我々食する人間にとっては難儀ですが、自生する植物の生命力そのものでした。
大切な個性の一つだと思い、重曹でなくシロップに浸し、柔らかくした皮ごとジャムにしてみました。☺️
そして、冷え込んでくる季節に理にかなった働きをしてくれる香りと効能が高き陳皮は、鍋、うどん、ラーメンと、身体の暖まる料理への用途も広く、頼りになるアクセントです。
※陳皮とは
https://www.yomeishu.co.jp/health/3617
(福来みかんには、ヘスペリジンが他の柑橘類より多く含まれているそうです。)
素材の味が引き立つ、材料がシンプルなシフォンケーキ。
米粉を配分した食べ応えと、メレンゲの口溶け、きび砂糖の柔らかな甘さに、ほっと一息。
福来chiffonは、身体だけでなく、心にも優しいケーキです。
2021年、日本に、世界に福が来ますように。
人々の希望がふくらむ日々となりますように。
【基本使用材料】
国産薄力粉
みずほの米粉(つくば産うるち米)
みずほの放し飼いたまご
菜種油(圧搾法)
きび砂糖
みずほの村市場
https://www.ibaraki-shokusai.net/shops3.php?code=486
..ちなみに、ふんわり紅茶のシフォンケーキも作りました。くいしん坊だけに。
~つくば探訪 2021、くいしん坊完結編へとつづく。