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思考の鍋

料理、日記、時々エッセイみたいなやつ。

ときめくいちごな大福(いばらキッス)

春を待ちわびていたように、つくしや菜の花、桜が一斉に咲き誇っています。
幼い頃、春は苦手な季節でした。新しい教室に新しい先生、新しい友達、委員や係決め、春が来ると胸がギュンとなる子供でした。特に黒板の前での自己紹介。
長所短所、一言どうぞ。
自分の順番が来るまで、どきがむねむねしました。
教室から眺める大木の桜並木を尻目に、春を素直に喜べない自分がもどかしくありましたが、友達との交換日記は楽しく20冊以上にもなりました。(笑)

 

さて、いばらキッスは、いちご大福が一番おいしいのではないか。と思いながらも、忙しさを理由にして2度も春を見過ごしてしまいました。今年、作り食べられて嬉しいです。

肝心な味は、あんこに負けない酸味は十二分。

安定の果肉密度は、果汁の無駄な滲み出しが無い為、大福に包まれていても出会える本来のいちご感にときめきます。
いちご大福は、滲み出す水分から日持ちがしませんが、いばらキッスでは比較的日持ちしやすいかもしれません。
夜に作り一晩置きましたが大福のおしり(綴じ目)に変化は無く、余分な水気は全くありませんでした。

いちごの一番おいしい食べ方は、、実はそのまま食す。と思ったりしています。
それには、果肉がいばらキッスよりもう少し柔らかな品種のほうが好まれるかもしれません。
弱みを知り、強みを知る。
いばらキッスは、いちご大福の為のいちごと言っても過言ではなさそうです。

 


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約10個分
白玉粉 350g
砂糖   70g
水 180cc
あんこ 350g
いちご 10ヶ
(仕上げ用の片栗粉適当にぱぱーっと)