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思考の鍋

料理、日記、時々エッセイみたいなやつ。

「ソーシャルメディアポリシーについて」2019/5/18

筑波大学芸術学系 元教授 笹本 純氏の作品。

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限定された視界から受信する情報は、受けとる側が持つ情報と整合された解釈により作られる。を、体現できるおもしろい作品だと思った。


日々のSNSコミュニティにおいて、各々が受けとる解釈が暴走し、築いてきたコミュニティの崩壊が危ぶまれることが、社会問題となっているように感じとれる。(誹謗中傷、ラインいじめ、など)

さらにスマホとなれば視界は手のひらサイズだ。狭まれた視界から視整合性は際立ち、歪み始める正義感や正当性。煽り煽られ感情の塊となった意見の方向性は、リアルな繋がりより強まりやすくなるのかもしれない。

現在、世界人口の1/3以上がSNS利用者だという。拡大するSNS人口と比例する情報量。
リスクの回避にも、発言や表現の際に、誰も傷つけない?これって巻き込まない?内輪差は?右見て左見てもう一回右見なくてはならない。

事故が起きないよう注意を払いながらとなるが、未だ駆け足で駐車場を横切るうちの子達には、永遠に無理そうだ。。
大好きなフィッシャーズの動画を真似て楽しそうに遊ぶうちの子達を眺めながら、まだまだSNSはやらせられないな。。と少々複雑になった。

得てして、お決まりの文言である「特定の企業、団体・宗教・政党・個人などに対し個人的意図は一切ございません。」というもちの論。企業だけでなく個人においても ソーシャルメディアポリシーとなる、物々しい但し書きが求められるようであるように思える。

さてと、お友達のスプーンあきこさんの作品は、いつもあたたかいな。

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📎アートとブックが出会う場所~絵本から広がる楽しい世界~

(注:記事が2019年に付き、今現在は開催されておりません。)

https://spoon-akiko.hatenablog.com/entry/2019/04/03/213524

母となり、我が幼き子と過ごす時間は有限だ。
再び自分の幼き時代の素晴らしい五感を得られる幸せな時間でもあると、あらためて胸が熱くなった。