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思考の鍋

料理、日記、時々エッセイみたいなやつ。

昨夜、息子に音読した日記。

ネオ小学生のなりたい職業2位は、YouTuberだが、継志式(小中一貫校)に配られた、子供達の「わたしの将来の夢」で、YouTuberと書いたのは、我が校92人中息子だけだ。
「編集者を雇えるYouTuberになりたい。」
早寝早起き朝ごはん。睡眠は大事だ。
大切なコトはきちんと摺り込まれているようで少し安心した。

「いつもみんなを笑わせてくれてありがとう!人を楽しませることはとっても難しいです。
がんばれ!」

「○○の長所は、好きなものときちんと向きあい、つきつめていける点です。
頑張る気持ちさえもてれば、もっている力はすさまじいです!
中学校でがんばりたいことをとことん頑張れる人になって下さい!」

クラスメート11人で筑波山登山にチャリンコで行くという、無謀な卒業旅行企画もついつい応援したくなったが、高校生まで延期するよう諭した。
息子の12年間の財産は間違いなく「友達」だろう。そして、自分を理解してくれる大人に出会えた事だ。
先生二人の、この上なくあたたかなメッセージは、息子だけでなく、私にとっても励ましになる、大切なものだ。

ママは将来何になりたい?と息子に唐突聞かれ、私は、左官屋さん、宮大工さん。と答えた。息子の思いがけない問いに改めて気付かされたが、私は、コツコツと無心に何か作る(造る)作業が好きだ。
それが、人の大切な夢のお手伝いだったり、唯一無二の最高技術である誇りは、とても幸せだ。

なりたいものや、なりたい自分に、タイミング良く出会えることは、とても幸運なこと。
何事も、無駄なことだとは思わず、経験としてその先に何があるのか、楽しんでもらいたいと願った。

箱から取り出し、呼吸をした真新しい学ランの大きさに、少し驚いた。
寄り添う子育てが出来る時間は、思っている程長く無いのかもしれない。



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